発酵は力なり 小泉武夫著

なんか、もっと書きたいことあると思うんだけど、最近というか10月以降いったライブとか映画とか。気力がおきないので、この本。小泉武夫東京農業大学の教授で発酵学、醸造学が専門。これの本は、世界中にある発酵食品を紹介した本です。この本を読んでいると、如何に菌がすごいかよく分かります。良い菌は腐敗菌の侵蝕を防ぎ、保存性を高めたり、ビタミンなどの栄養価を高くしたり、旨味(いわゆるグルタミン、アミノ酸などの旨味成分)を多く作りだしたりする、すごいものなのです。
金沢に「フグの卵巣の糠漬け」というお土産物があるのですが、通常フグの卵巣は一番強い毒がある部分なのですが、発酵させることにより、その猛毒を解毒できるのです。しかし、そんな毒のあるものをわざわざ食べるのは日本人くらいらしいけどね。でもすげー。こういう科学トリビアの話を高校くらいの頃に知っていたら、理系にいったのに残念。日本の理系教育は(文系もそうだけどね☆)うまくないと思う。